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売掛や借金が返せなくなった夜に|お金の相談先と、話を聞く無料の教会

スマホに通知が来るたびに、胸が冷たくなる。開かなくても、誰からで、何の話かは分かっている。

売掛が残っている。カードや借入れの返済日が、また近づいている。今月はなんとかなっても、来月のことは考えたくない。そういう夜を過ごしている方もいるかもしれません。

誰かに言えたら少しは楽になるのかもしれない。でも、「自分で使ったお金だから」と思うと、口に出す前に言葉が止まってしまう。ここでは、返せなくなったお金のことを相談できる公的な窓口と、窓口では話しきれない気持ちのことをお話しします。

売掛や借金のことを、なぜ誰にも言えないの?

額の大きさより先に、言えない理由のほうが積み重なっていることがあります。

「何に使ったの」と聞かれるのが怖い

お金の話をすると、次にくるのはたいてい「何に使ったの」です。その問いに答えることは、自分が大事にしてきた時間や人のことを、相手の前に並べることでもあります。

並べたとたんに「そんなことに」と言われたら、お金のことより、その時間まで否定されたように感じてしまう。だから、黙っているほうを選んでしまうのだと思います。

身近な人ほど、言いにくい

家族や友だちに打ち明けたら、お金を肩代わりしてほしいと頼んでいるように聞こえるかもしれない。迷惑をかけたくない相手ほど、口が重くなります。

だから、いちばん近くにいる人にだけは知られないように、いつもと同じ顔で毎日を過ごしてしまう。そういう方もいると思います。

返せない借金や売掛は、どこに相談できる?

お金のことには、相談先として公的な窓口が用意されています。

借金の返済に困っているとき

金融庁は、多重債務の相談窓口として、住んでいる都道府県・市区町村や、最寄りの財務局を案内しています。金融庁のポスターには、相談窓口では「収入・支出と借入れ・ローンのバランスから債務の整理、生活再建のための支援の活用についてサポートしています。」と書かれています。

法律に関わる相談の入口として、法テラス(日本司法支援センター)の法テラス・サポートダイヤル 0570-078374 もあります。受付は平日9時から21時、土曜9時から17時です(祝日・年末年始は除く)。法テラスは国が設立した公的な法人で、全国の法テラス事務所では、収入や資産が一定基準以下であるなどの条件を満たした個人の方を対象に、無料法律相談を実施しています。

この番号はナビダイヤルで、通話料がかかります(携帯電話からは30秒22円程度)。IP電話などからかけるときは 03-6745-5600 です。電話では、オペレーターが法制度や相談先を案内します。オペレーターが個別の法律相談や法的判断をする窓口ではありません。

どの方法で返していくのか、返し方を変えられるのかは、人によって事情が違います。ここで決めてしまわずに、窓口で一緒に考えてもらってください。

ホストクラブなどの売掛で困っているとき

警察庁の「悪質ホストクラブ対策について」のページには、相談内容ごとの窓口がまとめられています。

  • 売掛金の契約取消の手続など、法的トラブルの相談:法テラス(電話番号 0570-078374)
  • ホストクラブとの契約などの消費者トラブルの相談:消費者ホットライン(188)
  • どこに相談したらいいのか分からない場合:女性相談支援センター(#8778)
  • 売春等を強要されている、追われているなどの犯罪被害:最寄りの警察署、または警察相談専用電話(#9110)
  • 性犯罪・性暴力被害の相談:性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター(#8891)

売掛でも借金でも、いま身の危険があるときは、110番に電話してください。

同じページには、ホストクラブなどで好意の感情を不当に利用して結ばされた契約などは、「消費者契約法に規定する要件に該当すれば、消費者が意思表示することにより、後から取り消すことができます」とも書かれています。自分の場合がそれに当たるかどうかは、ここでは決められません。それを確かめるために相談できる先が、上の188や法テラスです。この取消しの話は、お客として店と結んだ契約についてのものです。働く側として売掛を負っている場合は事情が違うこともあるので、上の法テラスに相談してみてください。

また、同じページには、「ホストクラブ等での利用料金を返済させるために、人を困惑させて売春をさせたり、性風俗などの有害な業務を紹介したりすることは、売春防止法や職業安定法で禁止されています。」とも書かれています。

窓口に相談することと、その人のことをどう思っているかは、別のことにしておいて構いません。相談したからといって、誰かを嫌いにならなければいけないわけではありません。

家賃や生活費そのものが立ち行かなくなっているときは、お金も仕事もなくなった夜にのページに、暮らしのお金の相談先があります。

返せない自分を責めてしまう夜に

「あのとき使わなければ」「自分がだらしないだけだ」。残高を見たあとに、そういう声が何度も戻ってくる夜があるかもしれません。

窓口で話すのは、金額や返し方のことです。けれど、胸の中に残っているのは、数字だけではないこともあります。あのころの自分を、いまの自分が許せない。誰にも頼れなかったことが、悔しい。

お金を使った理由を、いま上手に説明できなくても構いません。そのときのあなたには、そのときなりの事情や気持ちがあったのだと思います。責める声が止まらない夜は、止めようとしなくても、そのまま過ぎていくのを待っていい。

「わが助けは、どこから来るであろうか」

旧約聖書の詩篇121篇は、「都もうでの歌」と呼ばれる歌のひとつです。こう始まります。

「わたしは山にむかって目をあげる。わが助けは、どこから来るであろうか。わが助けは、天と地を造られた主から来る。」

(出典:詩篇 121:1-2・口語訳)

この歌は、答えからではなく、問いから始まっています。助けがどこから来るのか分からないまま、まず目をあげている。

ここには、お金の問題を片づける方法が書かれているわけではありません。ただ、どこに頼ればいいのか分からない夜があることは、ずっと昔の人も知っていたのかもしれません。この一節をどう受け取るかは、人によって違います。何も感じなくても構いません。

お金の窓口では話しきれないことを、話す場所

返済や契約の具体的なことは、上の公的な窓口で相談できます。それとは別に、ただ誰かに聞いてもらいたいことがあるときは、アドナイ・エレ教会の懺悔室もあります。先に知っておいてほしいことを、短くまとめておきます。

  • オンラインで話せます。相談は無料です。
  • キリスト教の信仰がなくても、どの教派とも関わりがなくても構いません。これまでに何があったかも問いません。
  • 懺悔室ページの「申請はこちらから」から申請フォームが開きます。*印が付いている欄は、名前・メールアドレス・電話番号・懺悔内容の4つです。電話番号も入力が必要な欄です。
  • フォームに、借金の額や経緯を書くための欄は別にありません。懺悔内容の欄に何をどこまで書くかは、送る方が決めていいことです。

懺悔室のページの《はじめて懺悔をされる方へ》の中には、「不安がある方も、安心してください。」と書かれています(出典:懺悔室ページ)。

担当との関係のことで頭がいっぱいの夜のためにホス狂いをやめたい・やめたくない狭間にいるあなたへ、夜の仕事とお金のことが重なっている方のために夜職を辞めるか続けるか迷う夜にというページもあります。

今夜、通知を開けないままでも構いません。開けない夜があったことで、相談できなくなるわけではありません。ただ、裁判所から届く書類には、受け取ってから決まった期間のうちに手続きをしないと、そのまま次の段階へ進んでしまうものがあります。裁判所からの封筒が届いているときは特に、開けるのが怖くても、早めに上の窓口に相談してください。開けられそうな日が来たときのために、電話番号をひとつ、どこかに書き留めておくだけでもいい。お金の話の手前にある気持ちのほうを、先に誰かに話してもいいのだと思います。

※「死にたい」「消えてしまいたい」など命に関わるお悩みは、専門の相談窓口へ連絡することも大切です。よりそいホットライン 0120-279-338(24時間・無料)、いのちの電話 0570-783-556 など、公的な相談窓口もあわせてご利用ください。教会はその上で、心の支え・対話の場として並走します。

✚ 話を聞いてほしいだけでも歓迎です

アドナイ・エレ教会はオンラインで無料の懺悔室を開いています。
教派・信仰の有無は問いません。教会へ来られない方も、画面越しでお話しできます。

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