懺悔室

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何も感じない・涙が出ない夜に|感情が動かない自分のままで話せる教会

悲しい知らせを聞いたのに、涙が出ない。

好きだった音楽を流しても、ただの音にしか聞こえない。誰かに優しくされても、「ありがとう」が口から出るだけで、胸のあたりは静かなまま。

そのうち、「自分は冷たい人間になってしまったのかもしれない」と思えてきて、何も感じないこと自体が、こわくなってくる。そんな夜に、聖書の言葉と、公的な相談先と、アドナイ・エレ教会の懺悔室のことをお話しします。

先に一つだけ。いま「死にたい」という気持ちが強くなっているなら、記事の終わりにある電話の相談窓口を、先に見てください。

何も感じないのは、心が冷たくなったから?

「何も感じない」と一口に言っても、その中身は人によって違うかもしれません。

  • 泣くはずの場面で、自分だけ泣けない
  • 前は楽しかったことが、色のない作業みたいに感じる
  • 人と話していても、ガラス越しに見ているような気がする
  • うれしい、悲しい、腹が立つ、のどれにも当てはまらない日が続く

なぜそうなったのか、理由をここで一つに決めることはしません。疲れが続いたあとの人もいれば、大きな出来事のあとの人も、思い当たることが何もない人もいると思います。

ただ、「何も感じない自分がこわい」と思っているなら、そのこわさは、いま確かに感じているものです。感じられないことを苦しいと思う気持ちまで、消えてしまったわけではないのかもしれません。

涙が出ないのは、悲しんでいない証拠?

大事なものを失ったときに泣けなかったことを、あとになってずっと責め続ける人がいます。「あのとき泣けなかったのは、本当は大切に思っていなかったからじゃないか」と。

涙が出たかどうかで、どれだけ大切に思っていたかが決まるわけではない、と思います。泣けることと、大切に思う気持ちは、いつも同じように動くとは限らないのかもしれません。

まわりから「冷たいね」と言われたことがある方もいるかもしれません。その言葉が、あなたの中身を正しく言い当てているとは限りません。

感じられないままの自分を、今夜どうにかしようとしなくてもいい。無理に泣こうとしたり、楽しいふりを足したりしなくても構いません。今夜は、いまの状態をそのまま置いておいても構いません。

感情が動かない状態が続くときに、話せる公的な窓口

厚生労働省の委託事業「こころの耳」では、うつ病について、次のような状態が生じる病気だと説明されています。

そこでは、気分の落ち込みや、興味や関心がわかなくなること、食欲が落ちる・眠れないといった状態が挙げられ、それによって暮らしに大きな苦しさや支障が出る病気だと紹介されています。(出典:厚生労働省 委託事業「こころの耳」うつ病に関してまとめたページ)

何も感じないからといって、うつ病だと決まるわけではありません。うつ病ではない、ともここでは言えません。病気かどうかを決めるのは医師です。

何にも興味がわかない状態が続いてつらいときや、眠れない・食べられないといったことも重なっているときは、医療機関で相談するという選択肢もあります。医師の診察を受けながら、心の支えとして教会をご活用ください。

病院に行くかどうか決められないうちは、まず電話で話せる公的な窓口もあります。

こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556

厚生労働省「まもろうよ こころ」によると、電話をかけた所在地の都道府県・政令指定都市が実施している「こころの健康電話相談」等の公的な相談機関に接続されます。ナビダイヤルのため通話料がかかり、相談できる曜日・時間は都道府県によって異なります。050で始まるIP電話からは接続できないため、同じページでは、各都道府県・政令指定都市の窓口(IP電話対応)の番号にかけるよう案内されています。

自分の気持ちを言葉にできないときの聖句

何も感じないとき、困るのは「どう感じているのか」を人に説明できないことかもしれません。聞かれても、「別に」としか言えない。

旧約聖書の詩篇139篇に、こういう一節があります。

「わたしの舌に一言もないのに、主よ、あなたはことごとくそれを知られます。」

(出典:詩篇 139:4・口語訳)

口に出せる言葉が一つもないうちから、もう知られている。そう歌っている一節です。

この詩は、祈る人が自分のほうから気持ちを言い当てる前に、もう知られている、という順番で進んでいきます。自分でも自分の気持ちが分からない夜のために、こういう言葉が残されています。

感情が戻ってからでないと、話してはいけない?

「ちゃんと悲しめるようになってから」「何に悩んでいるのか説明できるようになってから」と、相談を先のばしにしてしまうことがあります。

アドナイ・エレ教会の懺悔室のページには、《祈り》という見出しの祈りの言葉があり、その中に次の一行があります。

「光よ… 彷徨う(さまよう)者達の道を照らしたまえ…」

(出典:アドナイ・エレ教会「懺悔室」ページ)

感情が戻るのを待たずに話せる場所の一つが、懺悔室です。

  • 申し込みはオンラインで、相談は無料
  • 懺悔室ページの「申請はこちらから」で開くフォームの欄は、名前・メールアドレス・電話番号・ラインID・X ID・懺悔内容。信仰や教派をたずねる欄はなく、過去に何があったかも問われません
  • *印の付いた欄は名前・メールアドレス・電話番号・懺悔内容で、電話番号も入れる必要があります

懺悔内容の欄には、書き方の決まりが示されていません。うまく説明できないなら、「何も感じなくなっていて、それがこわい」の一行から始めることもできます。何かを解決したいのか、ただ話を聞いてもらいたいだけなのか、自分でも分からないままで構いません。

感じられない日々のなかで、何もできない自分を責める気持ちが強くなっているなら、働けない自分を責めてしまう方へも近い話です。夜が長くて眠れないことが重なっているなら眠れない夜にひとりで抱えているあなたへを、「消えたい」に近い気持ちが混ざってきたときは「消えたい」けど死にたいわけじゃない夜にを開いてみてください。

何も感じないまま一日が終わっても、それを誰かに話すのは、感じられるようになってからでなくてもいい。涙が出ないままの、いまのあなたのままで大丈夫です。

※「死にたい」「消えてしまいたい」など命に関わるお悩みは、専門の相談窓口へ連絡することも大切です。よりそいホットライン 0120-279-338(24時間・無料)、いのちの電話 0570-783-556 など、公的な相談窓口もあわせてご利用ください。教会はその上で、心の支え・対話の場として並走します。

✚ 話を聞いてほしいだけでも歓迎です

アドナイ・エレ教会はオンラインで無料の懺悔室を開いています。
教派・信仰の有無は問いません。教会へ来られない方も、画面越しでお話しできます。

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